松江藩主松平家菩提寺

 

月照寺庫裡 高真殿

 


  

所 在 地    松江市外中原

建 築 主    月照寺

施    工    細川建設

延床面積     387㎡

規模・構造    木造2階建

竣    工    1984年 

 

 月照寺は、徳川家康の孫であり、松江松平家初代藩主直正公の母である月照院に由来する寺である。
約一万坪の静寂な境内には9代にわたる藩主の廟があり、そんな境内の一画に、この庫裡は建っている。
 書院右手奥は「御成りの間」と呼び、安土桃山時代の遺風を伝える書院造りを念頭に設計し、帳台構え・上段の間・上々段の間を再現した。柱に取りつけた釘隠金物は、6代藩主・宗衍(むねのぶ)公が好んだ略式の葵紋を彫金家に製作依頼したものである。棟瓦にも松江松平家の葵紋をつけた。また、境内には昔からお茶会に利用される名水が湧き出ている。
 丁度この場所は地下水が通っていて地盤が軟弱なため、人の背丈ほどの深さの大きな凹状のコンクリート基礎を採用し、撤去した土の重量と建物総重量のバランスを取ることで対応した。