「松江開府400年祭」の中心事業として2010年に開館した博物館です。弊社がプロポーザルにて選定され、設計・監理を行いました。同館は濠を挟み松江城に隣接して建設されることから、城下町という歴史的な景観や高さ制限など、さまざまな条件を伴う設計となりました。周囲の風景に自然に溶け込む「侍屋敷」の外観をイメージしながらも、あくまでも現代の博物館建築物という機能性を持たせ、観光スポットのひとつとして効果的に作用することも念頭に置きながら取り組みました。 開館から10年余り、今や観光のみならず、地元の人々や子どもたちの学習の場、交流の場としても活用される施設へと自由な広がりをみせています。
 ©SATOH PHOTO
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